ラボグロウンダイヤモンドとは別名「合成ダイヤモンド」とも呼ばれており、ラボ(研究所や工房)で、人工的に作られたダイヤモンドです。
天然ダイヤモンドと化学的に同一の成分を持ちます。高温・高圧または化学蒸着法(CVD)を使って製造され、天然ダイヤモンドと見た目、硬度、輝きが同じです。
また、この合成ダイヤには鑑定書まで付いており、天然ダイヤモンドより低価格のため、素人の方は間違えて購入するかもしれません。
この3つの商品を見て下さい。
大半の失敗する理由の一つは価格だけしか見ていない点です。
写真もちゃんと取られて、レビューもあるので、安心して買ってしまいます。
他にはCZダイヤモンドとか表記していたりする物もあります。これはキュービックジルコニアです。
③に関しても、どこの鑑定機関か不明なので一概にお買い得かどうかはわかりません。
ちなみに、当店でのダイヤ相場を見て、これくらいするんだなと思っていただけるだけでも1つ勉強になると思います。
ダイヤモンドを購入する際のトラブルで多いのが、特に海外旅行先での購入したものです。
私自身の体験を話しますと、韓国旅行で帰りの仁川空港内の免税店で見たプラチナダイヤモンドネックレスは
D-VS1-EX※鑑定書付き0.5ctが15万円弱で、あまりにも安すぎるので、調べた所、合成ダイヤでした!
販売員さんは関係なく気に入ってそうな物を薦めて来ますし、言葉も理解できないですが、
免税店という信用だけで購入する方はいるだろうな~と思いました。海外で購入される時は本当に注意が必要です。
昨今、ラボグロウンダイヤモンド投資という言葉が何故だか広まってきていますが、
業界では今の所、この合成ダイヤに値段を付ける企業はありません。つまり換金できません。
鑑定書は付いていますが、合成=価値なしと認識しています。ダイヤモンドは何億年の月日が経ってようやく出来る軌跡の結晶で希少価値がありますが、
ラボグロウンダイヤモンドは研究所で数週間で作れるからです。
あまり意識されてませんが、真珠の大半は養殖に分けられます。
ただ、真珠が出来るまでに3~6年かかるのに対して、ラボグロウンダイヤモンドは2~3週間で出来るそうです。
こんな簡単に出来てしまえば、真珠のように養殖(合成)が当たり前になる時代は来ないと思います。
現に数年前にラボグラウンダイヤの販売金額と今の販売金額では卸価格は1/5以下まで下がっています。もっともっと安価にならないと出回らないのではないでしょうか。。。